手のひらの最新スマホ vs 20万円の巨大レンズ
カメラ好きなら誰もが一度は憧れる、超望遠の世界。遠くの被写体を引き寄せるために、私はこれまで「バズーカ」のような巨大なレンズを愛用してきました。
今回比較のために用意したのは、私がサーキットや野鳥撮影のために揃えた本気の機材、Lumix G9 Proと、実売価格で約20万円もする超望遠レンズLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmです。35mm換算で最大800mmという驚異的な焦点距離を誇る、まさにモンスター級のレンズです。

対するは、ポケットに収まる最新スマホ、Pixel 10 Pro。 このあまりにも残酷とも言える勝負の結果を、ぜひ皆さんの目で確かめてみてください。
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800mmの極限対決で見えた「知能」の底力
まずは、自宅の部屋から遠くにあるコンビニの看板を、どちらも「800mm相当」の画角に固定して撮影しました。Pixel 10 Pro側は、純粋な性能を比較するためにAIによる補正をあえてオフにした「撮って出し」の状態です。

その結果は、私自身の予想をも裏切るものでした。 20万円のLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmと、スマホのカメラ。どちらがスマホで撮った写真かと言われても、すぐには判別できないレベルの画質がそこにはありました。これほどコンパクトな体に、巨大なレンズに劣らない性能が凝縮されていると考えると、ある種のおそろしさすら感じます。
日中の超望遠撮影で証明された「持ち歩ける」価値
続いて、日中の屋外でも比較を行いました。200mm相当の画角で並べてみました。

800mm相当に固定して並べたものが以下です。

やはりPixel 10 Proは超望遠撮影に十分に耐えうる実力を持っていることが分かりました。例えば、川沿いを歩いている時に、たまたま珍しいカワセミを見つけることがあります。しかし、そんな幸運な瞬間に限って、Lumix G9 Proのような重くてデカいカメラを持ち歩いていることは滅多にありません。
ですが、Pixel 10 Proなら、常にポケットの中にあります。 もし突然、貴重なシャッターチャンスに遭遇しても、このスマホがあれば確実に応戦できる。動きの速い被写体には工夫が必要ですが、静止している瞬間なら、間違いなくその姿を捉えてくれるはずです。
[▶︎ Pixel 10 Pro|「100倍望遠」が捉えた野鳥]
モンスター級のレンズをポケットに入れている感覚
以前、私は別のアクションカメラを紹介した際、それは「超広角レンズを一本買ったら、カメラ機能が付いてきたようなものだ」と書きました。今回のPixel 10 Proにも、同じことが言えます。
[▶︎DJI ACTION5PRO レビュー]
以下のリンクでの価格は約20万円のLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mmの性能を、スマホサイズにまで超圧縮し、普段からポケットに入れて持ち歩ける。しかも、そこには最新のスマートフォンとしてのあらゆる機能が付いてくるのです。
そう考えると、このデバイスは単なるスマホではなく、極めてお買い得な「魔法のレンズ」だと言えるのではないでしょうか。私は、この「知能の瞳」と共に、これからも諦めることのない日常を記録し続けていきます。






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