Pixel Watch 4のマップ機能が「実用レベル」になったといっても、バッテリーがすぐ消耗するのでは使い物になりません。そこで、ある休日に家族旅行へ出かけ、あえてバッテリーに最大の負荷がかかる条件下での耐久テストを実施しました。
検証の条件は以下の通り、まさにスマートウォッチにとっての「試練」と言える内容です。
- 検証時間: 8:30 ~ 18:00(約9時間半)
- 画面設定: 常時表示モードをオン
- ナビゲーション: Watch 4単体で内蔵GPSを使用し、往復約2時間のルート案内
- その他: LINEやGmailの通知確認、設定操作などを随時実施
これまでのモデルであれば、一日持たずにサイレントモード(省電力モード)へ移行するか、あるいは完全に沈黙していたであろうこの過酷なテスト。そのリアルな軌跡を、キャプチャ画面とともに振り返ります。
[関連記事:Pixel Watch4 レビュー|Watch 2比の進化とバッテリー耐久テスト結果はこちら]
8:30 バッテリー100%で出発

朝8時半、バッテリー残量100%の状態からテストを開始しました。ここから車での移動が始まります。
進化したマップの表現力と操作性
車内でWatch 4のマップを起動すると、その進化に驚かされます。


左は全体を俯瞰した画面。右は複雑なインターチェンジ付近の表示。
一昔前の、矢印だけで方向を示す簡易的なナビとは異なり、現在のマップは道路の形状や複雑な経路まで克明に描写します。現在地と到着予定時間も一目で把握でき、非常に頼もしい存在です。


リューズを回すだけで、瞬時に詳細表示から俯瞰モードへ切り替わる。
さらに秀逸なのが、操作性です。リューズ(側面を回すボタン)を操作するだけで、画面のスワイプをすることなく、詳細な案内と全体の俯瞰モードを瞬時に切り替えられます。
カーナビやスマホのナビであれば、信号待ちなどの限られた時間に左手で画面を操作する必要がありますが、Watch 4なら右手首を少しひねるだけで、シームレスに状況を確認できます。この「手間」のなさは、運転中の確実なストレス軽減に繋がります。
往路終了:消費電力に見る確かな改善
約1時間のドライブを経て目的地に到着した際、バッテリー残量は75%でした。

1時間で25%の消費。数値だけ見れば小さくありませんが、もしこれがWatch 2であれば、この時点で残量は50%程度まで落ち込んでいたはずです。内蔵GPSをフル活用したナビゲーションにおいて、かなりの電力効率改善が見られます。
15:30 帰宅時の残量は40%
観光中も常時表示をオンにし、通知確認や設定変更などを適宜行いました。

観光を終えて自宅へ出発する直前の残量は62%でした。ここから再び、Watch 4単体でのGPSナビを使って帰路につきます。

往路とほぼ同じ約1時間の走行で、帰宅時の残量は40%となりました(62-40=22%消費)。この結果から、Watch 4本体のGPSを使用してナビを行う場合、1時間あたり約20〜25%のバッテリーを消費することが実証されました。
18:00 最終結果:35%の余力という信頼
帰宅は15時半でしたが、休日の一日フル稼働を想定し、18時まで腕に着けたまま通知確認などを継続しました。


最終的なバッテリー残量は35%でした。
朝8時半から夕方18時まで、画面を常時点灯させ、最も電力を消費する内蔵GPSナビを往復2時間使い倒しても、まだ3割以上の余力を残している。これは非常に優秀な結果だと言えます。Pixel Watch 2であれば、同じ使い方をしていれば、この時間帯には間違いなく0%になっていたことでしょう。
実証テストの結論:バッテリー持ちは「実用」の域へ
今回の「限界テスト」を通じて、Pixel Watch 4のマップ機能を通して、バッテリー持ちは、完全に実用レベルに達したと確信しました。朝から夕方まで過酷に使っても、自宅に帰るまでは十分に耐えられます。
また、今回はあえて負荷が最大の「Watch 4単体ナビ」を使いましたが、スマホ側でルートを検索し、Watch 4を「表示」に徹させる使い方(スマホ連携ナビ)であれば、さらにバッテリー持ちは伸びるはずです。
「地図を使うと電池が心配」というかつての常識は、この4代目において過去のものになったと言えるでしょう。




コメント