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CBR250RRからHORNET750へステップアップと葛藤|S660が浮上した理由

サーキットで膝を擦りながらハングオンでコーナリングするマットブラックのCBR250RRとライダーの写真 バイク・車

バイク乗りなら誰しも一度は訪れる「大型バイクへのステップアップ熱」。

例に漏れず私も、愛車のCBR250RRからHORNET750への乗り換えを本気で検討していました。

以前、実際にホンダドリームでHORNET750に試乗させてもらったのですが、軽量な車体に750ccツインエンジンの力強いトルクが組み合わさっていて、本当に素晴らしい完成度だったんです。

詳しい試乗フィーリングや印象については、こちらの記事で詳しくまとめています。

CB750 HORNET インプレ|CBR250RRオーナーが唸ったストリートファイター
CBR250RRオーナー目線でCB750 HORNETを徹底インプレ!5インチTFTメーターのカスタムhtml解説から、SOHCの概念を覆す怒涛のトルクフィール、ライバルMT-07とのポジション比較まで、走りの本質とメリットをフラットにレビューします。

「750ccの余裕ある走り」「最新の電子制御」……想像するだけで胸が躍り、頭の中はすっかり乗り換えモード一色になっていました。

しかし、7月にも入ると日本は各地で真っ赤な酷暑。40℃を超えるのが普通となりました。すると、ふと頭をよぎる「ある問い」があったのです。

HORNET750への乗り換え構想と、ふとした違和感

「HORNET750は中古もまだなく、新車なら乗り出し約120万円か……大型ネイキッドのスペックを考えれば、コスパ的にも全然アリだな」

そう自分を納得させかけた時の真夏のある日。ふと思ったのです。(そういえばここ最近の酷暑40℃の時ってバイク全然乗ってないな・・そりゃそうか、40℃で乗ってたら死ぬ・・。いやまてよ。。。これはHORNET750でも同じだぞ・・・)

そして私は夏の長さを過去の気象温度を調べました。優に2か月間もこの暑さが続くわけです。つまりその間はバイクにはほぼ乗れない=時間の価値を捨てているのも同然だと気づきました。

さらに第2の重要な事にも気づきました。ふと自分の頭の中に子供たちの顔が浮かびました。

「待てよ……HORNETを買ったとして、タンデムシートに子供を乗せて走れるか?」

もちろん法律上はタンデム可能ですし、後ろに乗せること自体はできます。しかし、まだ幼い子供をバイクの後ろに乗せて高速道路や交通量の多い一般道を走るのは、親としての安全面を考えるとどうしても気が引けてしまったのです。

転倒のリスク、飛び出しのリスク、長距離での疲労……。

「風を感じながら、子供と一緒に安全に移動できる乗り物。そういえばそんな車がなかっただろうか……?まるでバイクのように風を感じられ、だけどバイクのように荷物も乗らない車乗りから見ると、不便。しかしバイクの乗りから見ると快適としか言えない乗り物。

( はっ ! S660・・・・!!! )

子供と一緒に過ごす日常の風景

25年のバイク人生を終わらせていいのか?

そこで私の脳内に突如として舞い降りてきた、全く別の選択肢。

それがホンダ・S660でした。

ホンダ公式サイト

しかし、この選択肢が浮かんだ瞬間、自分の中で猛烈な葛藤が始まります。

「10代から25年間、ずっと走り続けてきたバイク人生を、ここで一度手放して本当に後悔しないか?」

18歳で二輪免許を取ってから43歳の現在に至るまで、私の生活の傍らには常にバイクがありました。

サーキットで膝を擦りながらハングオンでコーナリングするマットブラックのCBR250RRとライダーの写真

風を切る快感、エンジンの鼓動感、ワインディングで狙ったラインをなぞる楽しさ。サーキットで培った、誰にも奪われないライディングスキル。それらをすべて手放してオープンカーに行くというのは、自分の中で「25年続けたライダーからの卒業」を意味するようにも思えたのです。

(どちらも乗ったらいいのではないか?)と思う方もおられるかもしれません。しかし私はミニマム思想の為、何か一つを手に入れる=何か一つを手放すが基本思想で生きてきました。どちらも所有する事は考えていません。

なぜS660に白羽の矢が立ったのか

葛藤しながらも、S660のスペックや中古市場を調べ始めると、バイク乗りにとって「刺さりすぎるメリット」が次々と見えてきました。

比較項目 HORNET750 S660(中古ターゲット)
価格帯(乗り出し・相場) 約 120万円 約 150万〜220万円
(相場180万〜/絶版ミッドシップ)
価格差のリアル その差 約 30万〜100万円(状態次第で+数十万円で狙える!)
希少性・所有感 現行モデル(購入可能) 生産終了(二度と新車で買えない絶版車)
子供との移動・安全性 タンデムは可能だが安全面で心配 助手席に安全に乗せられる
(シートベルト+ホールド感のある空間で安心)
走り・操作感 750cc パラレルツイン MR(ミッドシップ)
(もはや4輪版のスポーツバイク!)
オープン感・爽快感 むき出しの風(ダイレクト) タルガトップ開放で最高の爽快感
積載性・準備 荷物はほぼ乗らない/メット・グローブ必須 助手席に荷物が置ける/手ぶらで乗り込める
天候(雨・風) 乗れない(基本乗らない) ヘルメットなしでフツーに乗れる
酷暑(40℃近暑)・極寒 乗れない(命の危険・修行) エアコン完備でふらっとお出かけできる

「あれ……? これって『子供と安全に風を感じられる2シーターバイク』なんじゃないか?」

120万円で大型バイクを買って自分1人で乗るよりも、あと少し予算を足してS660を買えば、「自分の走りへのこだわり」と「子供との最高の思い出作り」が両立できることに気づいたのです。

そうとわかれば いざ、実物のS660を見に行くぞ!

頭で考えていても始まらない。 「百聞は一見に如かず」ということで、実際に状態の良いS660が置いてあるショップへ実車を見に行くことにしました。

ホンダカーズ中古車のS660

ネットの写真で見るのと、実際に目の前で見るS660の低く構えたシルエットは、果たして自分の「バイク魂」を満足させてくれるのか?

そして、25年のバイク人生に一区切りをつける決断ができるのか――。

次回予告

果たして、実車を目の前にした私はS660を買うのか?!買わないのか?!

実際に乗り込んだときのフィーリングや、ミッドシップならではの洗礼、そして運命の決断については、次回の記事で詳しくお伝えします!お楽しみに!

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