Nikon Z50IIの実力を検証。流し撮りで捉えるスーパーカーの躍動感
先日、富士スピードウェイを訪れ、Nikonの最新APS-Cミラーレスカメラ「Z50II」を使用してモータースポーツ撮影を行ってきました。今回の目的は、進化したAF性能を活かした「流し撮り」への挑戦です。

当日は非常に天候が良く、サーキットからは雪を冠した富士山をはっきりと望むことができました。絶好の撮影コンディションの中、Z50IIのポテンシャルを確かめます。

会場内は多くの車ファンで賑わっており、特別な展示も撮影意欲を掻き立てます。Z50IIは軽量なシステムのため、広いサーキット内を歩き回りながらの撮影でも、体力的な負担が少ないのがメリットです。


被写体認識「乗り物」モードによる確実な追従
Z50IIの撮影において特に効率的だと感じたのが、上位機種譲りの強力な被写体認識機能です。今回は設定からAF認識対象を「乗り物」に指定しました。

ハイスピードで走り抜けるスーパーカーに対しても、カメラが瞬時に車体を認識し、しっかりと追従し続けてくれました。ピント合わせをカメラ側に任せられるため、撮影者は車の動きに合わせたカメラワークに集中でき、撮影の失敗や手間を最小限に抑えられます。

シャッタースピード1/15〜1/30で描き出すスピード感
流し撮りの醍醐味は、背景を大きく流すことで生まれる躍動感です。今回はシャッタースピード(SS)を1/15秒から1/30秒付近に設定して撮影を行いました。

低速シャッターで捉えることにより、タイヤの回転や流れる背景が強調され、スーパーカーが持つ本来のスピード感を写真に収めることができました。本来は高度な技術を要する設定ですが、Z50IIのレスポンスの良さが撮影者の意図を的確に反映してくれます。




まとめ:Z50IIが証明したサーキット撮影の可能性
今回の検証を通じて、Z50IIに搭載された画像処理エンジン「EXPEED 7」によるオート認識の精度の高さを再確認できました。「乗り物」に設定したAFは、ハイスピードなスーパーカーを的確に捉え、粘り強く追従してくれます。
そのおかげで、難しい流し撮りにおいてもAF操作に気を取られることなく、カメラを車に合わせて振る動作に全神経を集中させることができました。エントリークラスに位置づけられるZ50IIですが、サーキット撮影という過酷な現場でも十分に対応できる実力を持っています。
これは、フラッグシップ機であるZ9と同じエンジンを積んでいることによる大きな恩恵と言えるでしょう。これからモータースポーツ撮影を始めたい方にとって、これほど心強い選択肢は他にありません。


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