カメラを手に、週末は家族と出かける。 撮影の瞬間だけでなく、そこへ至るまでのプロセス、つまり「移動」もまた、私にとっては重要な「ガジェット」の一部です。
そんな私の長年の相棒は、ホンダのN-WGNカスタム(JH1ターボ)。
なぜ私が、当時あえて「軽自動車」を選んだのか。そして、5年10ヶ月という月日を経て、なぜ今、システムのリプレース(乗り換え)を決断したのか。その「デバッグ記録」を、思い出の写真とともに共有します。
当時の最適解:下道移動のコストパフォーマンス最大化
5年前、私がN-WGNを選んだ理由は極めてシンプルです。「下道移動におけるコストパフォーマンスの最大化」でした。
- 軽ターボの機動力: 信号待ちからの発進、合流。ターボがあれば、軽であることを忘れるほど「下道快速」です。
- 維持費という圧倒的な実利: 自動車税、保険、車検代。固定費を極限まで削り、その浮いたリソースをガジェットへ回す。
当時の私にとって、これは完璧な最適化(最適解)でした。
下道での最適解であったN-WGNは、まさに日常生活における「安定したライブラリ」のような存在でした。

駐車場で、同じ白いN-WGNカスタムと並んだ瞬間。全高の高さを活かした広々とした室内は、4人家族の日常の足として十分すぎるスペックでした。
一生の思い出:鈴鹿サーキットを走った日
そして、何よりも忘れられないイベント。 それは、家族とともに鈴鹿サーキットを走ったことです。

SUZUKA CIRCUITに立つ: 2025年1月1日の記念日。F1も走るあのコースを、愛車で踏みしめた時の高揚感。

ピットロードの記憶: 憧れのピットビルを背景に、ピットロードを駆け抜ける。軽自動車でも、この特別な「場」を共有できることの喜び。
下道は完璧。しかし・・・
家族構成やライフスタイルの変化という「外部変数」により、システムに負荷がかかり始めました。
特に「4人家族での高速道路移動」。これが致命的な疲労となりました。
- ノイズと振動の蓄積: 軽自動車は100km/h走行時、エンジンの回転数が高くなり、ロードノイズも容赦なく車内に侵入します。これが長時間続くと、ドライバー(私)だけでなく、同乗する家族の疲労も蓄積されます。
- パワーの余裕=精神の余裕: 追い越し車線での加速、上り坂でのアクセル開度。常に「頑張っている」状態の軽自動車を制御し続けるのは、長距離移動において大きなストレス(脳のリソース消費)となっていました。
子供が大きくなって来るにつれ、4人での高速巡航は約6年走ってやっぱり厳しい。この現実が、私を次のフェーズへと動かしました。
次のシステムに求める「必須要件」
次に私が求めるのは、「家族4人が、ストレスなく、かつ経済的に移動できる高度なバランス」です。過去のログを振り返り、私は以下の要件を定義しました。
- 高速巡航時の静粛性と安定性: 長距離を走っても、家族がぐっすり眠れるレベルの剛性と遮音性。
- 圧倒的な燃費: 軽自動車の燃費を過去のものにするほどの、次世代のエネルギーマネジメント。
- コンパクトなUI(サイズ): 普段は妻が通勤で使う事を考慮し、軽自動車から車体が大きくならない事。
次回
N-WGNは素晴らしい車でした。独身、あるいは2人までの移動なら、これほど「メリット」に優れた選択肢はありません。
しかし、4人家族の「メインシステム」としては、もはやスペック不足(オーバーフロー)であることは明白でした。下道だけならコスパは最高ですが、高速を使う4人旅行は流石に苦しくなってきました。
さて、これらの要件をすべて満たし、エンジニアである私の厳しい「コードレビュー(比較検討)」を勝ち抜いた車両は何だったのか?
ディーラーの営業担当との「要件定義(価格交渉)」の末に辿り着いた1台については、次回の記事でお話しします。



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