PR

Pixel Buds Pro 2 レビュー|屋外での意外な使用感とは

Pixel Buds Pro 2とソニー WF-1000XM6のケースを並べた比較写真 オーディオ

今回は、Googleの完全ワイヤレスイヤホン「Pixel Buds Pro 2」の実機レビューをお届けします。Pixel 10 Proユーザーとして、Google純正のエコシステム、そして何よりAI(Gemini)とのシームレスな連携に大きな期待を寄せて購入したのですが……。

結論から申し上げますと、私の環境では「全くやりたかったことができず」、残念ながら返品するという結果になりました。

ネット上の好意的なレビューだけでは分からない、実際に外に持ち出して分かった「落とし穴」について、忖度なしで正直にお伝えします。購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

期待のGemini連携を求めて

私が今回「Pixel Buds Pro 2」を購入した最大の理由は、生活の中に「Gemini」をシームレスに取り入れたかったからです。スマートフォンを取り出さずに、「OK Google」と話しかけるだけで、スマートにAIアシスタントを呼び出し、調べ物や操作をする。そんな未来の体験を期待していました。

しかし、その期待は、実際に屋外で使ってみた瞬間に、音を立てて崩れ去ることになります。

「屋内なら動く」では意味がない

もちろん、静かな屋内であれば、Geminiはスムーズに反応してくれます。家の中で作業をしながら話しかける分には、私の意図を正確に汲み取ってくれました。

ですが、私がこのイヤホンに求めていたのは、そんな「家の中での体験」ではありません。そもそも家の中にいるのであれば、Pixel 10 Pro本体やPCが手元にありますし、わざわざ耳を塞ぐイヤホン越しにAIと会話する必要性は低いのです。

私が一番Geminiを使いたかったのは、両手が塞がっている移動中や、歩きながらふと思いついたことを調べたい「屋外」のシチュエーションです。最もその性能を発揮してほしい場所で全く反応しないというのは、実用面でのメリットがゼロに等しいと言わざるを得ません。

「OK Google」と何度呟いても、虚しく風の音だけが聞こえてくる。結局ポケットからスマートフォンを取り出して操作することになるのなら、このイヤホンを付けている意味がありません。屋外のノイズを分離して声を拾い上げるという、AIガジェットとして最低限クリアすべきハードルを、Pixel Buds Pro 2は超えてくれませんでした。

XM6と比較してノイキャンは半分ほど

次に、ノイズキャンセリング(NC)性能についてです。こちらも非常に残念な結果でした。

私が愛用しているソニーの「WF-1000XM6」と比較すると、その差は歴然です。Pixel Buds Pro 2のノイキャンをオンにしても、周囲の雑音はそれほど小さくなりません。正直なところ、「外部音取り込みモードになっているのではないか?」と、設定を二度見してしまったほど、NCの効きは弱いです。

XM6が「静寂」を作り出してくれるのに対し、Pixel Buds Pro 2は「周囲の音が遠くなった」程度。外の音をしっかり遮断して音楽に集中したい、という方には、正直おすすめできません。

音質はソニーのXM6に敵わず

音質に関しては、最初から大きな期待はしていませんでしたが、やはりXM6と比較するとかなり劣ります。音の解像感や厚み、迫力といった面で、ソニーのハイエンドモデルとは勝負になりません。

Pixel Buds Pro 2単体で聴けば「まあ問題ないかな」と思えるレベルではありましたが、XM6の音を知ってしまうと、物足りなさは否めません。

サイズ感は小ぶりで装着感は良好

ここまで厳しい評価が続きましたが、良い点もあります。それはサイズ感と装着感です。

ソニーのXM6と比較すると、イヤホン本体のサイズはかなり小ぶりです。耳への収まりが良く、圧迫感も少ないため、長時間の装着でも快適でした。このコンパクトさは、Pixel Buds Pro 2の大きな強みと言えます。

ケースはこれまで通りの卵型

充電ケースについては、これまでのPixel Budsシリーズを踏襲した、かわいらしい卵型です。

マットな質感で、手に持った時の触り心地も、まさに「つるっとした卵」のよう。手に馴染むこのデザインは、個人的にとても気に入っています。

理想とかけ離れた返品の結論

「Pixel Buds Pro 2」は、私にとっては非常に期待外れな製品となってしまいました。

ケースのかわいさや、本体のコンパクトさといったハードウェアの良さはありますが、それ以上に「屋外でのAI認識不足」と「ノイズキャンセリングの弱さ」という、私が最も重視していた実用面でのマイナスが大きすぎました。

一番期待して購入したGeminiとの外での会話ですが「外では私の声を認識せず」が最大の返品の要因です。

※Google Storeで購入すると15日以内は商品が気に入らなければ返品対応してくれます。

Google純正という言葉に期待しすぎてしまったのかもしれませんが、現時点ではソニーの「WF-1000XM6」の牙城を崩すには、まだ時期尚早というのが正直な感想です。

私のやりたかったことは、このイヤホンでは達成できなかったため、今回は返品という苦渋の決断をしました。次のモデルでの劇的な進化を期待したいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました