S660のヘッドライトは、ロービームにシャープな純正LEDが採用されている一方で、ハイビーム側は昔ながらの黄色っぽいハロゲンバルブが採用されています。

ロービームや後期型α専用のアクセサリーランプがクールな白色で美しく光っているだけに、ハイビームを点灯した瞬間にそこだけ暖色系の黄色い光が混ざり、どうしても年式以上の古臭さやアンマッチな印象を受けてしまいます。
現代的なスポーツカーらしい精悍なフロントマスクに仕上げるためにも、ここは納車直後から真っ先に手を入れたいと感じていたポイントでした。
今回は、手軽にフロントフェイスの質感を大幅アップできるハイビームのLEDバルブ交換について、使用したパーツや作業の流れを詳しく紹介していきます。
今回選んだLEDバルブと交換手順
今回購入したのは、信頼の国内ライトメーカーであるIPF製の「LEDヘッドライト/フォグランプ Eシリーズ(型番|E151HFBW)」です。

規格はHB3/HB4兼用、明るさ4,000lm、色温度6,500Kの純白光で、ドライバーユニット一体型のファン内蔵モデルとなっています。ハロゲンバルブとほぼ同等サイズのコンパクト設計を謳っているため、スペースの狭いS660でも手軽に取り付けられると期待して選びました。

早速交換作業を進めていきます。
S660のフロントフードを開けると、中央にロールトップ(幌)を収納するための「ユーティリティボックス」が鎮座しています。まずはこのボックスを丸ごと取り外します。ボックスさえ降ろしてしまえば、フロント内部に大きな作業スペースが生まれ、ヘッドライト裏へのアクセスが一気に簡単になります。

ヘッドライト裏側を覗き込むと、ハイビームバルブ(HB3)のソケットが見えます。反時計回りに回せば純正のハロゲンバルブが簡単に引き抜けるため、あとは新しいLEDバルブを差し込んでカプラーを繋ぐだけの、極めてイージーな作業のはずでした。
まさかの取り付け不可?ソケットが奥まで刺さらない問題
ところが、ここで予期せぬトラブルが発生します。
車両側の電源カプラーを新品のIPF製LEDバルブへ差し込もうとしても、なぜか途中で引っかかってしまい、どれだけ力を入れても奥まで刺さりません。当然「カチッ」というロック音も鳴らず、このままでは走行時の振動ですぐに抜けてしまいます。
おかしいと思い、取り外した純正ハロゲンバルブ(左)とIPFのLEDバルブ(右)のソケットコネクター部分を並べてじっくり確認してみました。

すると、カプラー差し込み口の深さ(長さ)が明らかに異なっていることが判明しました。
前回のイグニッションコイル固定ボルト折れに続いて、納車早々またしてもDIYの洗礼を受けることになりました。やはりDIY整備は、一筋縄ではすんなり進んでくれません。
HID屋のLEDバルブを急遽再購入|無事に装着完了

このままでは終われないため、急遽買い直したのがこちらの「HID屋 SEシリーズ HB3/HB4 LEDバルブ(スペシャルエディション)」です。
配線レスのコンパクト設計でありながら、18,300cdの圧倒的な光量を誇る車検対応の人気モデルです。

届いたHID屋のバルブ(上)と純正ハロゲンバルブ(下)を並べて確認したところ、気になっていたソケットコネクター部分の長さ・形状もしっかり純正と同等であることを確認できました。これなら問題なく装着できます。

こちらは交換前の純正ハロゲンバルブが装着されている状態です。

ヘッドライトユニットにHID屋のLEDバルブをセットし、車両側カプラーを接続します。今回は引っかかることもなく、奥までスムーズに差し込めて「カチッ」と気持ちよくロックがかかりました。
正しい形状のバルブさえ用意できれば、ユーティリティボックスを外した後の作業自体は非常にスムーズです。左右合わせても10分程度あればあっという間に交換が完了します。
点灯比較とまとめ|色味が美しく統一されて満足の仕上がりに

まずは交換前(純正ハロゲン)の点灯状態です。 ロービームやアクセサリーランプのシャープな白色光に対して、ハイビーム側だけが黄色く発光しており、どうしても色味のチグハグ感が目立っていました。

そしてこちらがHID屋のLEDバルブへ交換した後のフロント全景です。 ハイビーム点灯時もすべての光源が純白のクリアな光でビシッと揃い、最新スポーツカーらしい圧倒的な精悍さと統一感が生まれました。

ヘッドライトユニットをクローズアップしてみると、その差は歴然です。リフレクター全体にクリアな白色光が隅々まで行き渡り、昼夜問わずフロントマスクの先進的な印象を大きく引き上げてくれています。
ソケット形状の不適合という思わぬトラブルもありましたが、適合するバルブさえ選べば、作業自体はユーティリティボックスを外して付け替えるだけの非常にイージーなDIYです。
特別な工具も必要なく、わずか10分ほどの作業時間でフロントフェイスの質感を劇的に向上させることができます。夜間走行時の視認性アップはもちろん、見た目のドレスアップ効果も抜群ですので、S660のハイビームの色味に悩んでいる方にはおすすめのカスタムです。
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