中古車として迎え入れた私のS660も、走行距離は6.1万キロを超えています。年式や距離を考えれば全体的に良好な状態を保っているものの、どうしても気になって仕方がなかったのが「サイドブレーキレバーの経年劣化によるベタつき」でした。
クリーナーを試したり念入りに拭き上げたりと手を尽くしてみたものの、長年蓄積されたウレタン素材特有のベタつきはどうしても完全に落としきることができませんでした。

運転するたびに必ず手で触れる部分だからこそ、このわずかなべたつく感触が日々のドライブで地味なストレスになっていました。そこで「落とせない汚れと格闘し続けるよりも、いっそのこと上からカバーを被せてしまおう」という結論に至りました。
これまで私は、ステアリングやシフトノブを新品へ交換し、シートカバーを装着するなど、運転中に身体が直接触れる主要なポイントを順を追ってリフレッシュしてきました。今回のサイドブレーキレバーへのアプローチは、いわば内装リフレッシュ計画の「最後の仕上げ」となるピースです。ここに対策を施すことで、コクピット周りで手が触れる場所がすべて一新されることになります。
今回は、手頃な価格で手に入る「サムコス 本革 汎用 ハンドブレーキカバー」の取り付けと実際のフィッティングを検証します。
また、合わせ技として車内の小傷防止とアクセントを兼ねて導入した「Marchfa ホンダ S660専用 インテリアラバーマット(ホワイト/蓄光 6pcs)」についても、コンソールポケットへの収まりや使い勝手をあわせてお届けします。
数百円から千円台という手頃な予算で、日々のドライブの触感をどこまでリフレッシュできるのか。実際の装着手順と使用感を淡々とレポートしていきます。
サムコス 本革汎用ハンドブレーキカバー|665円で手に入るさらさらな握り心地
ネット通販を探すと、汎用のブレーキカバーは素材もデザインも無数に見つかります。その中から入念に比較検討を重ねて選んだのが、サムコスの本革ハンドブレーキカバーでした。
決め手となったのは、ブラックレザーに施されたレッドステッチの存在です。私のS660のボディカラーであるフレームレッドはもちろん、すでに装着しているシートカバーの赤パイピングやステアリング周りのステッチラインとも絶妙に呼応し、車内のトーンを綺麗にまとめ上げられると判断しました。

開封したカバー単体、丁寧な赤ステッチ
開封してみると、税込665円という格安品ながら革の質感はしっとりとしており、赤い糸の縫い込みもしっかりしています。安価な合皮特有のテカリや嫌な匂いもなく、シンプルで落ち着いた佇まいです。
取り付け作業は極めて単純で、元のレバーの上からグッと被せるだけです。特別な工具を用意したり、面倒な締め付けバンドを通したりする必要は一切ありません。

装着完了後のサイドブレーキレバー
実際に装着してみると、先端のプッシュボタンを邪魔することなく、純正レバーのカーブに沿ってすっきりと収まりました。
何より嬉しいのは、触り心地の変化です。これまで悩まされていた経年劣化によるウレタンの嫌なベタつきが完全にシャットアウトされ、手にとった瞬間はさらさらとした本革ならではの心地よいドライな感触へと生まれ変わりました。
サイドブレーキを引くたびに感じていた小さなストレスが、わずか665円の投資で解消し、コクピット全体の赤と黒の統一感も一段と引き締まりました。コストパフォーマンスの高さという点において、極めて満足度の高い内装カスタムです。
Marchfa ホンダ S660専用インテリアラバーマット|999円で傷防止と夜間のアクセントを両立

ハンドブレーキ横の細長いトレイに敷いたラバーマット
ハンドブレーキカバーと合わせて導入したのが、MarchfaのS660専用インテリアラバーマット(6ピースセット)です。
S660の車内は収納スペースが限られている上、各トレイやポケットの底面は硬質なプラスチック樹脂のままになっています。鍵や小物を放り込むと走行中のカタカタ音が気になったり、プラスチック同士が擦れて細かな傷がついてしまったりするのが気になっていました。
そこで、小傷防止と車内の質感アップを兼ねてこの専用マットを選びました。価格は税込999円と千円を切る設定です。

ドリンクホルダー底面の丸型ラバーマット

ドアスイッチ横のポケットに収まる細長いラバーマット※助手席側にもあります
このマットの面白い特徴は、外周の白いライン部分が蓄光素材になっている点です。昼間に日光や車内灯の光を蓄えておくことで、夜間になると淡く発光します。夜間の暗い車内でもトレイの位置が把握しやすくなり、ちょっとしたイルミネーションのようなワンポイントアクセントとしても機能してくれます。

センターコンソール後方のトレイマット
取り付けというほどの作業はなく、各ポケットの形状に合わせてただポンと載せるだけです。車種専用設計を謳っているだけあり、ドリンクホルダーやドアポケット、コンソールトレイの隅までぴったり収まり、浮きやズレもありませんでした。表面の格子状パターンが滑り止めの役目を果たしてくれるため、小物を置いた時の安定感も向上します。
千円でお釣りが来る価格で、車内の傷防止、異音対策、そして夜間の視認性アップまでこなしてくれるため、こちらも手軽に車内の満足感を高められるコストパフォーマンスに優れたアイテムです。
まとめ|身体が触れる内装のリフレッシュ完了とDIYのメリット
今回のハンドブレーキカバーの装着をもって、運転中に身体が直接触れる内装パーツのリフレッシュ施工がすべて完了しました。

シート・ステアリング・シフト周り・サイドブレーキが一新されたS660のコクピット全景
走行距離6.1万キロの中古車として迎え入れた当初は、各部に前オーナーの使用感や経年劣化によるベタつき・擦れが見受けられました。しかし、ステアリング、シフトノブ、シートカバー、そして今回のサイドブレーキ周りと順を追って手を加えたことで、コクピットの質感と清潔感は見違えるほど一新されました。
手作業で一つひとつのパーツを取り付けていくDIYそのものの楽しさや愛着の深まりはもちろんですが、この手法には実用面・費用面でも大きなメリットがあります。
中古車市場において、内装に使用感がある個体や走行距離が伸びている車両は、機関が良好であっても相場より手頃な価格で手に入ることが珍しくありません。「人が触れる主要な内装部分は、後から自分で手頃に一新する」という前提でベース車両を選べば、車両の購入総額を大幅に抑える賢い選択肢になります。
大掛かりな加工を伴わない手軽なアイテム選びと取り付けの工夫次第で、中古のS660であっても新車時に近い気持ち良さを取り戻すことは十分に可能です。
今回の施工手順やアイテム選びが、これからS660の購入を検討している方や、愛車の内装リフレッシュを考えている方の参考になれば幸いです。
▼ 記事で取り付けた商品は以下
▼ 走行6.1万キロで劣化したCVTシフトノブをホンダ純正新品へリフレッシュ。ドライバー1本でできる取り外し手順や、新旧比較による質感の違いはこちらで詳しく解説しています。

▼ 走行6.1万キロの純正シートをG’BASEデザインシートカバーでリフレッシュ。Modulo Xステアリングと色味を合わせた車内の一新や、車外取り外しによる装着の様子はこちらで詳しく解説しています。

▼ 走行6.1万キロで劣化したステアリングをModulo X純正新品へリフレッシュ。安全な取り外し手順からスイッチ・パドル類の移植、蓄積汚れの清掃手順はこちらで詳しく解説しています。




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