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XF35mmF1.4 R レビュー|標準画角のポートレート。

フジノンレンズ XF35mmF1.4 Rで撮影された、鮮やかに咲き誇るツツジに包まれてリラックスした表情を浮かべるモデルのぬぬさんのポートレート写真。 カメラ
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Fujifilm Xマウントユーザーの間で、長年「神レンズ」と称され、愛され続けている一本があります。「FUJINON XF35mmF1.4 R」です。

現在は、より高速なAFと防塵・防滴を備えた新型(XF33mmF1.4 R LM WRなど)も登場していますが、それでもなお、この旧型モデルを選ぶ人が絶えません。なぜ、多くのユーザーがこの「魔法のレンズ」に魅了されるのか、検証してみます。

撮影協力
Model
ぬぬ さん
Shooting
Mer撮影会
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187gの軽さがもたらす、スナップ向けレンズ。

本格的な単焦点レンズでありながら、重さはわずか187g。この圧倒的な軽さとコンパクトさは、長時間の撮影における疲労を劇的に軽減します。

レンズが重く、大きくなるほど、撮影者は体力を消耗し、次第に集中力が削がれてしまいます。しかし、このサイズ感であれば、フットワークを止めることなく、ぬぬさんのようなモデルさんの動きに合わせて軽快にポジションを変えられます。カメラを構えるストレスを減らすことで、より「良い瞬間」を見極めることに意識を向けられるようになります。

金属製の鏡筒と、心地よい操作感の絞りリング。それは単なる道具を超えて、所有する満足感を与えてくれる「相棒」のような存在です。このレンズだからこそ撮れる、情緒的な世界があります。

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清州城を背景にポートレート撮影

撮影舞台は、織田信長ゆかりの地としても知られる清州城周辺です。中望遠の56mmとは異なり、この35mmという画角は、被写体であるぬぬさんと、その背景にある歴史的なロケーションを一つの物語として収めるのに最適な距離感を作り出してくれます。

清州城の顔出しパネルとぬぬさん、その奥に天守閣を配置した、F35mmF1.4 Rの機動力によるスナップ写真。
焦点距離:35mm SS:1/14000 露出補正:0.33eV F値: f/1.4 ISO感度:250
清州城の顔出しパネルとぬぬさん、その奥に天守閣を配置した、F35mmF1.4 Rの機動力によるスナップ写真。
焦点距離:35mm SS:1/11000 露出補正:0.33eV F値: f/1.4 ISO感度:250

清州城の案内板の前に佇むぬぬさん。35mm(換算53mm)という画角は、一歩引くだけでその場のシチュエーションを説明しつつ、F1.4の開放値によって背景を静かに分離させてくれます。最新のレンズでは消し去られてしまうような周辺の空気感まで、このレンズは等身大に写し取ってくれる感覚があります。

F1.4が描く、肌を優しく包む柔らかな描写性能。

「神レンズ」と称される所以は、その独特な描写にあります。現代のレンズのような鋭すぎるシャープさではなく、どこかフワフワとした優しさを感じさせる写りが特徴です。

XF35mmF1.4 Rの柔らかな前ボケを活かし、ピンク色のツツジの中から浮かび上がるように写るモデルのぬぬさんの幻想的な写真。
焦点距離:35mm SS:1/4700 露出補正:0.33eV F値: f/1.4 ISO感度:250
XF35mmF1.4 RのF1.4開放による、ツツジの花が不自然な硬さなく溶け込むようにボケた、ボケの質感が伝わるポートレート。
焦点距離:35mm SS:1/4000 露出補正:0.33eV F値: f/1.4 ISO感度:250

特に女性のポートレートにおいて、この柔らかさは強力な武器になります。F1.4の開放付近では、瞳にピントを合わせると、肌の質感はわずかに柔らかく描写されます。これにより、過度な編集を加えずとも、自然で健康的な美しさを表現することが可能です。この「撮った瞬間に完成される質感」は、撮影後の手間を軽減してくれるメリットの一つと言えます。

日常を特別にする標準画角。

清州城周辺の川沿いで、XF35mmF1.4 Rによって背景の情景が滑らかにボケ、被写体のぬぬさんが際立つポートレート。
焦点距離:35mm SS:1/1600 露出補正:0.33eV F値: f/1.4 ISO感度:250
焦点距離:35mm SS:1/400 露出補正:0.33eV F値: f/1.4 ISO感度:250
清州城周辺の川沿いで、XF35mmF1.4 Rによって背景の情景が滑らかにボケ、被写体のぬぬさんが際立つポートレート。
焦点距離:35mm SS:1/1600 露出補正:0.33eV F値: f/1.4 ISO感度:250

このレンズの描写は、単に「明るい」「ボケる」だけではありません。ポートレートにおいて、肌の質感は柔らかく、しかし目元はしっかりと芯のあるシャープさを残す。この絶妙なバランスこそが、ポートレートにおけるこのレンズの真骨頂です。

清州城周辺の川沿いで、XF35mmF1.4 Rによって背景の情景が滑らかにボケ、被写体のぬぬさんが際立つポートレート。
焦点距離:35mm SS:1/4700 露出補正:0.33eV F値: f/1.4 ISO感度:250
川沿いで、XF35mmF1.4 Rによって背景の情景が滑らかにボケ、被写体のぬぬさんが際立つポートレート。
焦点距離:35mm SS:1/4700 露出補正:0.33eV F値: f/1.4 ISO感度:250

35mm(換算53mm)という画角は、被写体との自然な距離感を保ちやすいのが特徴です。スナップ写真のように、ポートレートも日常の延長として切り取ることができる。この「自然さ」が、被写体のリラックスした表情を引き出し、写真に温かみを与えてくれます。

X-T5との相性。高画素でも失われない「味」。

「X-T5」のような高画素センサーを搭載したカメラで、旧型のレンズを使うことに不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、その心配は不要です。

白詰め草と撮るポートレート。XF35mmF1.4 Rによって特徴あるボケみの写真となった。
焦点距離:35mm SS:1/6400 露出補正:0.33eV F値: f/1.4 ISO感度:250

高画素センサーは、このレンズの持つピント面の芯をより鮮明に描き出します。その一方で、とろけるようなボケ味(味)は失われることなく、むしろ高解像なピント面とのコントラストによって、より際立ちます。

記録される色情報にゆとりがあるため、RAW現像を行っても画像が破綻することは一切ありません。撮影後の編集作業においても、表現の幅を広げてくれる確かな性能を持っています。

清州城周辺の緑豊かな場所で、木漏れ日が差し込み、XF35mmF1.4 Rによって美しい光の玉ボケが生まれたぬぬさんのポートレート。
焦点距離:35mm SS:1/6000 露出補正:0.33eV F値: f/1.4 ISO感度:250

この35mmも、先にご紹介したXF56mmF1.2 Rと同様、オールドレンズを彷彿とさせる美しいフレアが期待できるレンズです。現代の最新レンズは、逆光時の光の反射を徹底的に抑え込む設計が一般的ですが、このレンズはあえてそれを受け入れるような、情緒的な光の回り方を見せてくれます。

太陽の光を斜めから取り込むようなシーンでは、画面全体に柔らかな光のベールが重なり、写真に独特の温度感が生まれます。最新の解像度だけを追求するレンズでは決して得られない、この不完全ゆえの美しさこそが、ぬぬさんの表情をよりドラマチックに、そして映画のワンシーンのように変えてくれるのです。

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Xマウントユーザーなら定石レンズ。

新型レンズには、高速なAFや防塵・防滴というメリットがあります。しかし、この旧型モデル「XF35mmF1.4 R」には、新型にはない、どこか情緒的で、柔らかい描写の「魅力」があります。

清州城の看板と撮るポートレート。ぬぬさんの表情とXF35mmF1.4 Rによる奥行あるボケみある写真となった。
焦点距離:35mm SS:1/4400 露出補正:0.33eV F値: f/1.4 ISO感度:250

手に馴染む金属の質感、F1.4という開放が見せる圧倒的なボケ。そして、持ち運びが苦にならないコンパクトさ。このレンズでしか得られない描写と、撮影の楽しさがあるのです。

「FUJINON XF35mmF1.4 R」は、Xマウントユーザーであれば、一度は手に取ってほしい、本物の傑作レンズです。ポートレートを愛するすべての人に、その魔法を体験してほしいと思います。

カジャガジェットでは、これからも実利あるガジェット、そして撮影を楽しくするレンズの魅力を、お伝えしていきます。

「FUJINON XF35mmF1.4 R」が気になった方は、ぜひ、以下のリンクから価格をチェックしてみてください。

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